空調修理で知るべきこと
業務用エアコンの修理代は高い!
大型になるほど高くなります。
システムが複雑になり、難易度が高くなる。
対応できる技術者も限られてくる。
作業も大がかり、部品も高価等々だからです。
具体的には診断だけでも1〜2万円。
修理はそれより高くなるのがほとんどです。
だいたい安くて数万、上は数十万もあります。
ただし小型(6馬力以下)はそこまでいきません。
*金額はメーカーサービスの標準的料金。
1回では完了しない?
初回で治ることは少ないです。
部品不良の場合、発注入荷後再訪問が普通です。
メーカーのサービスでも同じです。
汎用性の高い部品だと1回で完了もあります。
交換しないとわからない?
良否判定できない部品もあります。
可能性が複数以上に渡ることもあります。
その場合、可能性高い順に交換となります。
運がよければ最初で当たる、外れると再修理。
運が悪いと修理回数、費用が増える。
一度に全交換すれば確実だが、料金が高くなる。
そういう設備だということです。
メーカーは全交換することが多いです。
時間がかかる?
業務用は業者少ないのででメーカー依頼が普通。
メーカーは信頼度高いが時間がかかる。
繁忙期は診断訪問が1〜2週間後、修理も同様。
それくらいが珍しくありません。
技術者の数が限られているからです。
ヒマな業者?
ウェブ上には早い、安いというサイトが目白押し。
最短30分とか、まるで救急車か消防車。
最近世の中に優秀な技術者が急増したの??。
常識的に考えて忙しければ不可能です。
みんな仕事していたら手が離せません。
いつでも早いとしたらヒマな人が多いということ。
しかも範囲が広いので近くの業者は少ないはず。
当店は近場だけなので普通は早いです。
それでも忙しいときは無理と注意書きしてます。
まとめ
上記1〜4は空調サービスの実態です。
遅い!高い!などと怒るとしたら。
世の中を知らないだけです。
管理者としての知見があれば心得てるはずです。
どんな業者選択するかは管理者の能力の問題です。
余談
2018年前の夏、某病院で入院患者五人が次々死亡。
当時病室は一週間前からエアコンが故障。
死因は熱中症と診断されました。
病院は「業者に修理依頼したが1カ月後と言われた。」
依頼先はどんな業者?メーカー?。
であっても病院の管理責任の問題です。
メーカーは公平に順番を守ることが原則です。
当該病院の屋上の映像見ると空調機古そう。
点検もせずに放置していたと想像される。
2021年3月同院の院長が書類送検されました。
容疑は上記事案の業務上過失致死罪。